前回の友情・信頼~恋愛軸と、コメディ~シリアス軸を組み合わせて表を作成します。
四隅にA:友情・信頼×コメディ、B:友情・信頼×シリアス、C:恋愛×シリアス、D:恋愛×コメディ、それぞれの代表作品である「けいおん!」「魔法少女まどか☆マギカ」「GIRL FRIENDS」「その花びらに口づけを」を配置したのが以下の表です。

百合作品分類グリッド


さらに、有名な百合作品や個人的に好きな百合作品をいくつか配置してみますと、以下のようになります。
(R18の作品は、ピンク色にて表示してあります。)

百合作品分類グリッド2

この表における、友情・信頼か恋愛か、コメディかシリアスかという分類は私の主観によるものなので、人によっては、「この作品の登場人物はもっと恋をしている」だとか、「シリアス展開だ」という意見もあると思いますが…。

この表の分類を用いれば、自分がどの系統の百合作品が好きなのか知ることができます。
たとえば、「ブルーフレンド」を読んで面白いと思った方は、女の子同士が困難を乗り越えて、絆を確認する展開が好きであるはずなので、「魔法少女まどか☆マギカ」「素晴らしき日々(3章)」などを視聴・プレイすれば、それがお目当ての百合作品である可能性が高いでしょう。
逆に、ひたすら女の子がイチャイチャと恋愛する様にもだえるような方は、表の右上(現在は当該項目が少ないですが)の作品に触れれば、女の子が女の子に恋をして、「どうして女の子を好きになってしまったんだろう…」という葛藤がなければ百合作品とは認めないという方は表の右下の作品に触れればいいわけです。(ストロベリーパニックなど例外はありますが)

もちろん百合の分類は、友情・信頼~恋愛と、コメディ~シリアスによるものだけではありません。
学園もの、社会人百合、ファンタジー世界など「舞台」に着目したもの、幼馴染み、先輩・後輩、教師と教え子など「キャラクター」に着目したもの、男性が登場するか否か、ヒロインの恋愛経験の有無、少女漫画的な内面描写が重視されているかどうか…など、上の表からは全て切り捨てられています。
具体例を挙げれば、ストロベリーパニックが好きな人がオクターブを読んで、果たして楽しめるのか…、学園の王子様と恋に落ちる展開が好きな方が、野ばらの森の乙女たちを楽しめるのか…ということです。
百合好きの方には、「男が登場する作品は受け付けない」、「ヒロインに恋愛経験があるなんてありえない」、「学園ものが至高」など、様々なこだわりがあるかと思います。
そのような点も含めた、完璧な百合の分類を一枚の表で表現することは非常に難しいです。
なのであくまで「もっとも基本的な分類」なのです。

このように百合作品を俯瞰的に捉えるのもよいですが、レビューすることを通して、各百合作品を細かく分析をすることも大事ですね。